骨粗しょう症と女性の喫煙
現在女性の喫煙率が高いように感じるので一言。
女性に対しての喫煙についていろいろ言うのはただ単に見た目や男女に差をつけるだけではありません。
実際に喫煙による健康被害には男女差があります。
女性の喫煙は女性ホルモンの一種(エストロゲン)の分泌を妨げ、骨を作る作業を減少させます。
骨は破壊と形成の繰り返しで常に新鮮な状態を保っています。
タバコによってエストロゲン分泌を減少させたうえ、閉経を迎えると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌がさらに激減し、骨は破壊細胞のほうが圧倒的優位になりスカスカの状態に一気に進行します。
ただでさえ閉経後に骨がもろくなりやすいのに、喫煙によるホルモン減少がさらに骨粗しょう症へと拍車をかける事になります。
これが男性の場合、閉経というものがなく、男性ホルモンであるアンドロゲンが分泌され続けます。
アンドロゲンは同じように骨の作成を助けるホルモンなのでスカスカの状態になりにくいのです。
あと、男性の場合、破壊細胞がそもそも少ないと言うような事も昔聞いたことがあります。(これはあいまいな記憶ですが)
骨の事を考えるとタバコはやめた方がいいのかなという気がします。
ちなみに肺ガンと喫煙は無関係という説もあります。